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About Hero Mori as Filmmaker


今回は、わたくし Hero Mori は どんな映像のつくり手なのか についてお話します!


自分のことを誰かに説明するのは、簡単なようで難しいですよね。ある本に書いてあったんですが、自分のことは、自身が想像している100倍くらい、実は相手に伝わっていないんだそうです。

まずは、自分が自身のことをしっかり知らなければ始まりませんし、それをどうにかして相手に伝えようとしないと知ってもらえないということですね。

そこで今回は、映像のつくり手としての私を自己分析し、その結果を、ブログを通してみなさんにお伝えすることにしました。


「Hero Mori って一体どんなやつだろう?」と、気楽に読んでみてください。



結論から述べると、私は以下のような、5つの特徴をもったつくり手なのかなと分析しました。


フィルムメーカー Hero Mori の5つの特徴


 1. 企画から演出、撮影、編集、そして出演まで マルチに熟すスキル

 2. 地域性、リサーチ、好きな要素を活かした、フィクション要素のある企画・演出

 3. iPhone、ジンバル、ドローンなど、新たなデジタルツールを

企画や演出に合わせて適材適所で使い分ける制作スタイル

 4. 媒体やメディウムに合わせた見せ方

 5. 映画をバックグランドにした表現



その理由を、これまでの経歴と実績をリファレンスに説明します。


まずは、つくり手として活動開始するまでの、これまでの経歴です。



原体験

幼少期に「ゴジラ」やスーパー戦隊などの特撮に夢中になり、8歳のときに「スター・ウォーズ 帝国の逆襲 特別編」に出会い、次第に映画オタクへ。ヒーロー映画を中心に映画に夢中になる。


映像作りにトライした学生時代

高校までを久留米で過ごし、佐賀大学理工学部知能情報システム学科へ進学。同時に佐賀へ引越す。在学中に自主映画制作と出会い、出演で携わる。

2012年、佐賀大学卒業後に同大学院の研究生として所属し、自ら映像を企画・制作しはじめる。iPadでの撮影・編集、プログラミングによる映像表現、DSLR(デジタル一眼レフ)撮影、マルチコプター空撮、Facebookでの制作マネジメント、YouTubeによる配信など、当時はまだ先駆けだった、デジタルツールを用いた映像制作を深めていく。

佐賀大学、佐賀市、一般市民と共同製作した長編映画「ライウマ」では、実行委員長・製作総指揮として製作全般に携わり、のべ600人規模の上映会や地上波でのテレビ放映、TSUTAYAでのDVDレンタルを実現する。


映像を研究した院生時代

2013年、東京藝術大学 大学院 映像研究科 メディア映像専攻へ進学。横浜へ引っ越す。

アート、デザイン、テクノロジー、リサーチなど様々な領域から映像表現を学び、数々の習作をつくる。また、佐藤雅彦教授に師事し、MORIFILMというオリジナルの映画表現を制作・研究。地元・久留米と横浜を行き来しながら、3本の短編映画を制作する。


映像ディレクターの道へ

2015年、東京藝大を修了した後、フリーランスの映像ディレクターとして活動を開始する。



ここまでの経緯は、過去のブログ「Who is Hiroaki Mori/Part I, II, III, IV 」にも書いていますので、気になった方はこちらも合わせて読んでみてください。


ここまでを振り返ると


  • 映画が好き(ヒーロー、VFX、エンターテイメント)

  • デジタル分野の専門性がある

  • 芸術分野の専門性がある

  • 新しいツールを使う

  • 自ら前に出るのが好き

  • 地域性を活かす

  • チームでつくるのが好き


といった要素があるかなと感じました。


これらの要素を踏まえつつ、これまで携わった映像プロジェクトを見てみると、自身の特徴がより顕在化しているものがいくつかありましたので、紹介します。



NHK Eテレ「0655/2355」さらばシリーズ(2016-2018)

「さらば高円寺」「さらば豊橋」「さらば宝塚」「さらば八戸」

「さらば下呂温泉」「さらばアムステルダム」



わたしの出世作の1つともいえる、思い入れの深いコンテンツです。

2016〜2018年の3年間で6つ手掛け、主演・監督(実は編集も)で携わりました。


「とある地域で女子に振られ、失意のままフラフラと街をさまよっていると、その地域の地名のルーツを発見する」というストーリーで、失恋から発見までの流れ、地名の由来、地域の特性を、昭和テイストのムード歌謡に載せて紹介するという、教育とエンターテイメントが融合したコンテンツです。


歌は、これまで数々のムード歌謡を発表してきた "ムード歌謡のパイオニア" で、紅白歌合戦に出場したこともあるロス・プリモスさん。

作曲は、アカデミー賞短編アニメーション賞の「つみきのいえ」や ももいろクローバーZ などの音楽を手掛けてきた近藤研二さん。

企画は「ピタゴラスイッチ」「0655/2355」「考えるカラス」「テキシコー」などを手掛けるユーフラテスさん。

錚々たるメンバーです。


2016年4月に「さらば高円寺」が公開されるとすぐに話題となり、その後「さらば豊橋」も公開。8月の夏の特番では「さらば宝塚」が公開され、11月には「さらば八戸」も公開。2016年から2017年にかけての年越し特番でもオンエアされました。

翌年の2017年から2018年にかけての年越し特番では「さらば下呂温泉」が公開され、2018年10月には「さらばアムステルダム」が公開。NHKのYouTube公式チャンネルでも公開されました。


全国放送で、いまも不定期にオンエアされているということもあり、幅広い層の方々に観ていただけています(とても嬉しいです!)

また、個人的には、学生の時から続けてきた「地域を軸に面白いモチーフを見つけ、それをフィクションとして誇張表現し、自ら出演もする」という MORIFILM のスタイルを、仕事として実践できたことも大きな自信となりました。




長崎市亀山社中記念館 坂本龍馬 特別映像(2017)



坂本龍馬らが結成した亀山社中を紹介する施設・長崎市亀山社中記念館の中で見ることができる、展示映像コンテンツです。

名誉館長の武田鉄矢さんによる来場者へのメッセージや、龍馬について熱い想いを語ったインタビュー、長崎と龍馬の関わりを表現したPV、 龍馬が関係した長崎のスポット紹介、記念館の みどころ紹介、龍馬ら亀山社中メンバーや関係した幕末の偉人たちの紹介、と、6つの映像を手掛けました。

しかも、それぞれに日本語版と英語版があり、全部で12点もの映像を製作しました。観光客のみなさんに見ていただく機会が多いため、小さいお子さんからお年寄りの方、日本人だけでなく外国人の方も理解できるよう配慮しました。例えば、ナレーション、テロップ、2ヶ国語対応、速すぎず遅すぎないテンポ感での編集、三脚やジンバルによる安定したショット、空撮による俯瞰の画など、分かりやすさを重視しました。


また、このプロジェクトでは、自身の知識とスキルが大いに役立ちました。企画・演出・撮影・編集とマルチにこなしただけでなく、坂本龍馬が大好きということから既に基礎知識が備わっていたため、企画を立てる際は龍馬好きならでばの要素を活かすことができました。

(ちなみに「坂本龍馬幕末歴史検定 初級」なる資格も持っています。笑)


武田鉄矢さんの龍馬の話を生で聞けたことも貴重な機会でしたし、9月の猛暑のなか、起伏の激しい長崎の街を、汗まみれになりながらジンバル片手に駆け回ったことは、よき思い出です。




ロバート秋山のクリエイターズ・ファイル

佐賀が生んだ歌姫 R&Bシンガー UMBRELLA(アンブレラ)(2019)



ロバート 秋山竜次さんが様々な "クリエイター" に扮する人気企画の第48回で、佐賀出身のR&Bシンガー・UMBRELLA(アンブレラ)が、地元の佐賀を凱旋するという内容。

このロケでは、UMBRELLAのPV撮影のシーンや、ゲリラで地元の方や高校生を巻き込んで撮影するシーンがあり、より臨場感を高めるべくiPhoneでの撮影も行いました。

iPhoneで撮ることで、余計な意識を与えずに被写体との距離をつくることができ、適度な手ブレによって緊張や感情を表すことができると考え、使用しました。


企画や現場の面白さはさることながら、クリエイターズ・ファイル・チームのメンバーと一緒に佐賀でロケができたことは、UMBRELLAのごとく個人的な凱旋にもなって、よき思い出となりました。ロケ先で尋ねる佐賀市の呉服元町や、鳥栖市のアンジェココ、カフェ・ド・ブルー、唐津市の唐津城や からつバーガー など、久留米や佐賀に住んでいた頃に度々訪れた場所が撮影現場となるのは、なんだか不思議な感覚でした。




JAL Brand Communications ブランディングムービー(2019)



(*画像をクリックすると、映像本編が公開されているURLを開けます)


JAL(日本航空)のブランド運営や広告媒体を手掛ける会社・JALブランドコミュニケーションのブランディングムービーです。

JALの機内エンターテイメントや機内誌、WEBやアプリ、カレンダーなどを手掛けている様子を、ダンスムービーというフックを入れて、テンポよく表現しました。

企画から参加したのですが、主にWEBからの視聴を想定していたため、テンポ感、説明がましくない構成、パッと見のルックにウエイトを置いて企画しました。音楽はこの映像オリジナルのものをお願いしてつくっていただきました。


企画から自由に任せていただけたことや、羽田空港でのロケ、実際のハンガーやJALの機体の中で撮影できたことは、とてもエキサイティングな撮影体験でした。

元々空港や航空機が好きなこともあって、ただ淡々とオフィス中心に企業紹介をするよりは、空港や機体、機内の要素を活かしてJALらしさを出し、動きがあった方が面白くなるのでは、と思い、ビジュアル先行で考えたことが、このような企画へとつながりました。


オーディションを経て出演いただいた斉藤瑞季さんは、広告だけでなくドラマや舞台などでも活躍していて、演技、ダンス、歌唱、そして映画の知識が豊富な、ポテンシャルの高い女優さんです。ぜひお見知りおきを!




RIISA NAKA × Reebok(2020)



(*画像をクリックすると、映像本編が公開されているURLを開けます)


女優の仲里依紗さんが、リーボックのアジアパシフィック ブランドアンバサダーに就任した際につくられたプロモーションの映像です。

グラフィック撮影現場の様子のBTS(メイキング映像)でありながら、エッジの効いたトーンを目指しました。衣装として着用しているアイテムから着想を得て、90年代のVHSビデオテイストで編集しました。ストリートやスポーティのファッションが好きなので、VHSルックというストリート感やエモ感がマッチするのではという狙いもありました。





これらのプロジェクトで感じた要素は、


  • 地域性やロケーションを活かした企画

  • エンタメ/フィクション性

  • 企画/演出/撮影/編集/出演と携わり方が多岐

  • 好きなことを企画に転用

  • 視聴環境やメディウムを意識した表現やツール選び


といった点です。


これらは、学生までの間に見え隠れしたポテンシャルがさらにブラッシュアップされているところもあり、これまで取り組んできたことは、実はちゃんと顕れているんだなと感じました。


今回挙げた映像からは伝わりにくいかもしれませんが、映画好きゆえの、アイデアの出し方、企画の立て方、撮影・編集の仕方は潜在しているのかなと分析しています。

実は、いつもリファレンスにしているのは映画作品だったりします。例えば、さらばシリーズであれば「男はつらいよ」、JALブランドコミュニケーションのブランディングムービーであればミュージカル映画をリファレンスにしていました。

ここに関しては、まだうまく見える化、言語化できていないので、表現として顕れるようにこれからも鍛錬していきます。


今回、このようなかたちで振り返り分析し、言語化したことで、自身の特徴を意識しながら、これからの活動に活かせるのではないかと自分自身に期待しています。


まだまだ、まだまだ、まだまーだ未熟な私ですが、これからも自己研鑽しながらレベルアップしていきます!そして、Hero Mori らしさを活かしながら、みなさんのお役に立てられるような映像をつくり、たくさんの方々に面白がってもらえるよう、精進してまいります!


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