Is it a movie context?
最終更新: 2020年5月25日
こんにちは!ヒーローです。
私の近況ですが、最近は、もっぱら映画の研究をしています。
その理由は、先日 YouTube で始めた「ヒーローの映画コレクション」で映画のレビューを発信するためなのですが、根源的には、やっぱり映画が好きゆえのアクションだなと自覚しています。
この「ヒーローの映画コレクション」を始めたのも、いまの状況の中で発信できる私らしい映像コンテンツとは何か、と考えた中で出てきた企画でした。
映画好き、映像の仕事をしている故に、映画との関わりは当たり前のことではあるんですが、こうやってブログに書いたり、動画で発信したりしていると、自分にとって "映画ってこういうものなんだな" と、改めて考えることが度々出てきます。
今回、そんな、映画について抱いた今の気持ちを、ブログにまとめることにしました。
結論からいうと
・映画は私にとって切り離せない存在
・行動原理は全て映画の要素
・今後の選択基準は 映画の文脈に則したものであるかどうか
という内容です。
その詳細を今からお伝えしますね。
映画を観るということ
もともと映画を観るのが好きです。
いつどんなときでもサクッと観れるほどフレキシブルではないんですが、一度リズムができると毎日のように観れます。
やはり、映画を観ることで、その世界に入り込んで、擬似体験し、興奮したり、感動したり、学んだりできるのが最高なんですね。
これは小さいときから変わらない、映画の魅力ですね。
これまで観た映画は約900作品。
世界にはもっと多くの映画作品があるので、まだまだ観ないといけないんですが、それでも、ここまで観たということは、1つ誇れる数字かなとも思ってます。
鑑賞環境へのこだわり
やはり映画館で観ることに勝るものはないです。
最近は配信作品が増えていますが、映画館で上映されていれば観に行くようにしています。
自宅から徒歩15分圏内に映画館が4つあり、観たい作品やスクリーン環境のためにまあまあ行く映画館も合わせると、10箇所くらいは行きつけとなっています。
(今年はあまり行けていないので寂しい、、)
映画を観るためにハリウッドに行くこともしばしば。
地元・福岡や佐賀に住んでいた頃は、車で連れて行ってもらったり、自転車で30分くらいかけて観に行ったりしてました。
自宅でも、4Kテレビ、プレーヤー、サウンドバー、配信サービス7つ、ソフトやデジタルのコレクションなど、映画を観る環境はある程度こだわっています。
映画を "所有" する
小さい時からの映画の楽しみ方の1つに、グッズ収集があります。
フィギュア、ポスター、ステーショナリー(下敷き、ペン、クリアファイルなど)、書籍、サウンドトラック、DVD、Blu-ray、アパレルなど、とにかく関連するものはコレクションしていました。
映画本編を観るだけでなく、その世界やキャラクターや製作の裏側を深く知ることは、時間を忘れるほど夢中になれるんですよね。
映画の "現場" で活動する
大学時代は、映画館で4年半アルバイトしました。
ポップコーンなどの飲食を販売するコンセッションがメインでしたが、たまに映写の仕事もやらせてもらい、稀に、チケット販売やシアターのマネジメントにも関わることができました。
どれも素晴らしい体験でしたが、特に、フィルムからデジタルに移行するタイミングで映写の仕事ができたことは、映像製作の仕事をする上で大きな経験となっています。
大学時代後半から大学院時代は映画の研究・制作を行い、そして今は、インディーズ映画含め、映像製作の仕事をしています。
お客さんやファンとして「観る」ものから、「提供する」「つくる」「発信する」ものとして関わるようになったことは、大きな飛躍でした。
観るだけではおさまらない何か
このように、映画に対して、観るだけでなく、観る環境にこだわったり、収集や研究を通してその世界にもっと触れたり、つくったり、発信したりすることも含め、様々なかたちで関わろうとしてきました。
そこにあるのは、もしかしたら、単に映画を観ることに対して限界や飽きを感じていたのかもしれません。
映画鑑賞というのは、あくまで "観る" というインプットの行動なので、時間が経つと忘れていってしまうんですよね。
記事の最初の方で約900作品観たとお伝えしましたが、そのうち自分の血となり骨となったのは、ごく僅かかもしれないと感じています。
それだけ、「ただ観るだけ」では糧にならないと感じています。
しかし、幼少期に観た作品、映画館でエキサイトした作品、特別な場所で観た作品などは自ずと記憶に残るものです。
好きな映画であれば、何度も繰り返し観るので、結果的に覚えていきます。
さらに、グッズを集めたり、本編以外の裏側を覗いたり、そのテクニックや作り方、歴史、つくり手や配給、上映の現場を体験すると、より鮮烈に記憶に残ります。
映画から得たものを体現する
観たときの感覚をどうにか残したい、自分の映画体験や映画への想いを記録したい。
そういうことを踏まえて、映画を観た後は、感想やレビューを書くようにしています。
これまで、Yahoo! ブログや Filmarks でレビューしてきました。
そして最近は、つくり手としてステップアップするためにも、「ヒーローの映画コレクション」という YouTube での発信を行っています。
自ら動画で紹介、レビューすることで、発信する内容そのものに緊張感が生まれ、おのずとインプットにも力が入ります。
映画本編をただ観るだけでなく、特典映像やメイキング(BTS)、そして関連映像や書籍、サウンドトラックなどもチェックするようになり、つくり手としての知識や経験は確実に増えていると感じています。 また、それらインプットした内容を、あらためて自分なりにまとめ、しゃべるというスキルが身につき、映像製作や編集の習慣化や新たな表現方法の獲得にもつながります。
映画本編や関連映像を見て、サントラを聞いて、本を読んで、その学びを構成・原稿として書き、話し、編集して、動画で発信する。
そういうルーティンのおかげで、手を動かしながら映画と向き合う時間が密接なものとなり、映画づくりに邁進していた学生時代を思い起こさせてくれます。
映画を基準とした選択と行動
こうして振り返ると、わたしの人生は映画ありき。
結局は、全ての行動は映画に帰結するのかなと今は思います。
幼少期からの興味、好奇心も、映画というメディアに詰まっているし、手を動かすことの全てが映画の中で表現できるし、鑑賞体験はもちろん、グッズ収集・娯楽・ファッションも映画関連、大学時代のバイトは映画館一本だし、大学院の研究も映画、そして仕事もアメリカ視察も、全て映画を拠り所としています。
当たり前といえば当たり前かもしれませんが、結局のところ、映画という要素と向き合うことが私の生きがいなんだなと感じました。
もはや、映画を基準にすれば、全ての行動の選択基準になるんじゃないかとさえ思うようになりました。
要は、映画と関わっているかどうか、映画的なものかどうか、映画の文脈かどうかで、取捨選択できるのではないか、という仮説です。
これからは、その仮説を検証すべく、もっと意識的に映画と向き合って、映画を基準に選択し、行動し、発信したり表現したりしていきます。
「映画に捧げる人生というのも、悪くないかもしれない。」
そう思った最近の考えでした。
これからのヒーローに、乞うご期待!笑